私は、車屋の嫁になる前、13年間、損害保険会社で働いていました。
今回は、どんな仕事をしていたか簡単に書いてみたいと思います。

ちなみに、当店はJA共済の代理店ですが、JA共済で働いていたわけではございません。
【自動車保険】事故の受付から保険金支払いまで
事故の受付
お電話で、お客様や事故の相手方へ連絡をとり、事故状況を詳しく確認。
事故状況から、一般的な過失割合(事故の責任の割合)について説明。
事故の解決までの流れを説明。
修理工場へ連絡
お客様や事故の相手方のお車の修理工場へ連絡。
損傷状況、概算修理代を確認。
損害調査員の手配。
相手方と示談交渉
相手方にも過失(責任)のある事故の場合
⇒相手保険会社と連絡を取り、損害調査方法の打ち合わせ、過失割合の交渉、示談。
相手方に過失がない場合
⇒相手方と示談。
保険金支払い
損害額(車の修理代等)が確定し、相手方と示談できた後、保険金を支払う。
この仕事は、入社直後から退職するまでの13年間ずっと担当していました。
様々な事故があり、いろいろなお客様(や相手方)がいらっしゃり、たくさんのことを勉強させてもらいました。
事故という、うれしくない出来事からはじまる人間関係だったので、感情的に怒鳴られたりすることもありましたが、円満に解決できた時には感謝していただけることも多かったです。
お客様にご満足いただけるサービスを提供するために、「まめに経過を報告しよう」とか「わかりやすく丁寧に説明しよう」とか「とにかく迅速に対応しよう」とか、工夫をしたりもしました。

「お客様にご満足いただきたい」という気持ちは、車屋の嫁になった今でも強く持ち続けています!
【自動車保険以外】事故の受付から保険金支払いまで
入社して10年目位から退職するまでの約3年間は、自動車保険に加え、以下のような傷害保険、賠償責任保険等も担当していました。
自動車保険以外で担当してきた保険
傷害保険
「急激かつ偶然な外来の事故によるお怪我」を補償する保険。
主に、後遺障害が残るような重傷事案や死亡事案を担当していました。
賠償責任保険
世の中には自動車事故以外にも様々な事故があり、それに対応する保険があります。
いろいろな保険がある中で、対応することが多かったものをいくつかあげると…
施設賠償責任保険(事業者向け)
「施設の管理」や「仕事の遂行」に伴う対人・対物事故にかかる損害賠償リスクを補償。
事故例
お店の床が濡れているのを放置して、お客様が転倒してお怪我をされた…等。
請負業者賠償責任保険(事業者向け)
土木工事、清掃作業等の各種「工事・作業等の遂行中」における対人・対物事故にかかる損害賠償リスクを補償。
事故例
ビル外装の塗装中にペンキ缶を落として、通行人の衣服を汚した…等。
生産物賠償責任保険(事業者向け)
製品・商品のPL事故や仕事の結果が原因で発生した対人・対物事故にかかる損害賠償リスクを補償。
事故例
飲食店での食中毒事故…等。
自動車管理者賠償責任保険(事業者向け)
お預かりした自動車を破損したり、盗難にあったこと等による損害賠償リスクを補償。
事故例
車検でお預かりしたお客様の自動車を、納車の際に誤って電柱にぶつけてしまった…等。
個人賠償責任保険(一般向け)
日常生活で他人に怪我をさせたり、物を壊したりした際に発生する損害賠償リスクを補償。
事故例
飼い犬が散歩中に第三者にかみついて怪我をさせてしまった…等。
他にも、
旅館宿泊者賠償責任保険、警備業者賠償責任保険、自治会活動賠償責任保険、PTA賠償責任保険、ゴルファー保険…etc…です。
自動車保険は、スピードと交渉力が勝負でしたが、こちら(賠償責任保険)はじっくり考えることが多かったです。
お客様に責任があるのか、あるとしたら何割位なのか、、、等々。
まとめ
勤務時間の8割位が電話している時間でした。
電話を切ったらすぐに別の電話が鳴る…みたいなw
「電話は3コール以内に取れ」と叩き込まれてきたので、退職した今も、電話が鳴ると反射的にダッシュで取ってしまいますw
職場は常に電話が鳴っていて、やらなければいけないことが山積みで…
今でも夢に見ます(+_+)
…と、まあ、つらいことも多かったですが、やりがいのある仕事だったと思います(←いや、本当に!)

今後、このサイトを通じて、少しでもお役に立てるような保険に関する情報を発信できたらいいなと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。